1月5日(土) 曇り時々晴れ

 阪神に乗って、西宮神社へ初詣に行った。関西では「えべっさん」で有名な神社で、五日後には「西宮えびす」で賑わうところだが、残念ながらそれまで関西にはいない(;_;)。

 阪神西宮駅の前には、アーケードのついた昔ながらの商店街があるのだが、そこにコンセプト不明の「居酒屋」がある。なにが不明って、居酒屋なのにショーウィンドウがあることだ。それだけなら、洋装店を改装したのだろうと思うが、さらにそのショーウィンドウには値札の付いたコートやらジャケットやらが展示されているのだ。この辺のミステリアスなところが「阪神沿線」といった感じ(笑)

 その後三ノ宮をブラブラして帰ってきたが、やたらと風が強くて寒い。すっかり油断していたら、PINGUが風邪を引いてしまった(;_;)。夕食は鱈のうどん。鱈の切り身をうどんのだしで少し煮込むのだが、その前に上質の日本酒に浸す。これは去年の11月に元町の大丸で買った純米吟醸酒。銘柄は忘れてしまったが、姫路の酒だ。飲んでみると、あっさりと水のように流れて行きつつも、後味が程良く残る実に良い味わい。鍋物に合う味なのだが、禁酒している者としては味わうわけに行かない。あくまで「料理酒」として、調味のためだけに使った。

 夜、テレビでスーパードライのCMを見た。グラスの中で褐色の液体が踊る映像が流れるのだが、どういうわけかこれを飲みたいとは思えなかった。スーパードライは、飲んだ翌日まで酔いが残るので元々好きではない。というか、ドライしか置いていない店には飲みに行きたくない位、嫌いなのだが、CMに心を動かされなかった理由は、その液体の色があまりに濃く見えたからかもしれない。ビールの黄金色に比べて、CMに出ていた液体は、なにやらグラスの中でブランデーか麦茶が踊っているようにしか見えないのだ。そして、それがビールのCMであることを示すかのように白い泡が立つシーンを見ても、さして訴えかけてくる物を感じられなかった。これは体が酒を拒絶しているのかもしれない。禁酒計画が順調に進んでいるのだろうか。


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